うえの夏まつりに参加して
            (茂森新町3丁目 中学2年 女の子による作文)

 私は小さい頃からずっと、ねぷたが大好きでした。だから今回、「うえの夏
まつり」に参加できてすごくうれしかったです。
 笛の練習は毎日のように続きました。そして二週間が過ぎ、とうとう明日が
本番という日、公民館で町内の人たちの前で演奏することになりました。私は、
その時からもうきんちょうしていました。そして、本番当日は朝六時に出発し
ていろんな乗り物に乗りながら、午後二時に上野に着き、最後の練習が始まり
ました。弘前にいる時は、なんとも思わなかった練習も、いざ、上野に来たと
なると、きんちょう感が体中で感じるくらいになっていました。そして何より
も、弘前と違うのは、通って行く人みんなが振り向いて、めずらしそうに見て
行くことです。だから、なおさらきんちょうして、プレッシャーがかかってき
ました。そして、とうとう、あと少しで本番という時に、みんなでお弁当を食
べました。でも、もうその時には、ごはんものどを通らないくらいにきんちょ
うは最高潮に達していました。みんなで、
「きんちょうしてきたね。」
「うん、でも、がんばろうね。」
などと言葉をかけ合いながら、他の県の人たちのお祭りを見ながら本番を待ち
ました。そしてとうとう、私たち茂森新町のねぷたの出番が来ました。夏なの
に手足が震えてきました。でも、みんなで、
「とうとう本番だね。」
「最後までがんばろうね。」
と、お互いをはげまし合いながら、本番がスタートしました。行く道、行く道
全部がたくさんの人、人で、もう思わずびっくりしてしまいました。百メート
ルくらいずっと運行して、そして最後の目的地の「うえの夏まつり」のステー
ジに着いて、最後の演奏が始まると、きんちょう感も少しずつほぐれてきまし
た。
 そして、演奏が終わり、ステージで記念写真をとって、私たちのうえの夏ま
つりは終わりました。そして、ステージを降りて、私たちは思わず、
「ヤッター、成功したね!」
と、もう、みんな興奮しまくりでした。
 私は、このうえの夏まつりに参加して、いろんなことを体験したような気が
します。また、『茂森新町のねぷた』は、日本一だと思いました。また機会が
あったら、こういう楽しいお祭りに参加したいと思います。最後に、こういう
機会を与えていただいて、どうもありがとうございました。