弘前ねぷたについて 〜都会にはない風景〜

弘前の子   ねぷたは夏以外もねぷた   現代社会の病(やまい)


 毎年、ゴールデンウィーク行楽地の人出が全国第3位になる「弘前さくらまつり」。 また、特に連休でもないのに、夏祭りとして多くの人が見に来られる「弘前ねぷた」です。 それだけ、都会にはない何かを見たくて来られるのでしょう。 それだけ「文化的」なものなのです。

 かつて昔、ある著名人が「東北人は文化的地位が低い」という問題発言をおこない、東北六県を陳謝に歩いたことがありました。  でも、最近続く凶悪犯罪が東北以外に多いのは何故なのでしょうか――。

 弘前ねぷたは、「団体行動」「チームプレー」です。 あるルールに従わなければ、「良いねぷた」を観光客の方々に見せることはできません。 まず親が子に正しい事を教えるように、「弘前ねぷた」には他人の親が他人の子を叱る(指導する)姿が多いです。

 母親が赤ちゃんをおんぶし、兄が妹の手を引き、先輩が後輩にルールを教える、そんな姿がこの「弘前ねぷた」には存在します。 社会的・文化的に高い教育の場である祭り、ずっと後世に残していきたいものです。

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