弘前ねぷたについて 〜現代社会の病(やまい)〜

弘前の子   ねぷたは夏以外もねぷた   都会にはない風景


 最近、信じられない少年犯罪の増加が社会間題となっており、「学校での真の教育」とは何なのか、その重要性が問われています。 最近の子供たちの環境を見ていると、学業重視で遊ぶ時間、人とふれ合う機会が少ないような気がします。

 「お受験」という言葉に代表されるように、この傾向は都会にだけ多いと思うのは間違いかもしれませんが、こうしたストレスや心のゆとりのなさが間違ったはけ口に流れ、さまざまな問題を引き起こしているのではないかと思えてなりません。 

 ある研究家は「自ら社会的接点を絶ち、家に引きこもる若者が増加している」といい、一該には言えないが犯罪を引き起こす要因の一つとなっていると分析します。

 青森県にはこれらの間題を吸収できる(そういう環境にさせない)祭りや郷土芸能が多く、その中においても「弘前ねぷた」は、老若男女が一同に会して参加できる代表的な祭りであると言えます。

 新しい物を取り入れたり、作ったりすることも大変であるけれど、伝統を守っていくことのほうがもっと大変です。 それだけ現代社会の病(やまい)を解消できるものに近いという事なのでしょう。

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